『透明なビー玉』
私がいつも心に置いているテーマ。
「こんな自分になりたい」
誰もが今の自分に、嫌なところと好きなところを併せ持っている。
嫌いなところで埋め尽くされて、溺れそうだった過去の私。
なりたい自分に近づこうとしても、嫌な自分が邪魔してきて、遠のいてしまう。
例えば、緊張したり、不安になったり、焦ったり。
心に余裕がない時は、周りが見れなくなって、理想の自分からどんどん離れていく。
グループワークをしている時、プレゼン準備のために役割分担する。
私は、割り振られた役割のために、必死に資料を集める。
横の友達は、スマホでテレビドラマ。
「なんで、自分だけ?」
アルバイトしている時、同じ時給で働くバイトの、主な仕事はレジ。
私はレジ作業の合間に、資材を補充したり、声出ししたり。
横のアルバイトは、お店にお客さんがいなくても、レジの前で仁王立ち。
「なんで、自分だけ??」
例えば、周りに友達がいて、家族がいて、先生がいて。
それらは、時々「~したい」という素直な自分の気持ちを阻害する。
そして、偽る自分でいることが、理想の自分を遠ざける。
「なんとなく就活するよりも、今立ち止まって自分としっかり向き合いたい」という自分の気持ち。
「やりたいことが明確じゃないなら、まずは就職して働き」という家族の言葉。
その言葉に、何度も自分の気持ちを消し去った。
「じゃあ、どんな自分になりたい?」
自分の質問に返す、自分の答え。それが「透明なビー玉」
自分に合う合わないで、人を分ける自分が嫌だったから。
他の人のコピーになりそうな自分をやめたかったから。
自分の気持ちを押し殺す自分が苦しかったから。
そして、幼い頃に美しさに魅了され、集め続けた大好きなものだから。
透明は、どんな色が混ざっても、その色を綺麗に映し出す。
透明という、ちゃんとした1つの色を持っている。
そしてビー玉は、とても繊細。
それは、どんな人に、どんな言葉に出会おうと、1度まるまる受け入れて。
どんな場所でも、狂わない自分のテンポを刻んで。
どんな瞬間も、自分の心の声が聴ける。
そんな人になりたいから。
透明なビー玉は、いつも嫌いな自分を沈めてくれる。
こんな人とは付き合えない。
「透明なビー玉」
透明はどんな色でも混ぜれるから、受け入れられない色はないか。とその人を受け入れてみたり。
自分は他の人より突出したスキルも、何もない。
「透明なビー玉」
透明は見えないようで、トウメイという色があるし、目に見えるものだけが全てじゃないか。と焦らず自分を彩っていったり。
不透明な自分で、就活に望みたくない。でも周りがみんな就活するし。
「透明なビー玉」
ビー玉はいつだって繊細なものだから、その心の声に耳を傾けてもいいのか。と休学を決断したり。
透明なビー玉が気づかない内に、
今の自分を、なりたい自分に近づけてくれいてた。
なりたい自分になる。そのための旅に終わりはない。
でも、きっとその旅を続けることが、生きるってことなんだと思う。
だから今日も、
透明なビー玉で、なりたい自分へ。